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D88形式フォーマット

ここではD88フォーマットに関する情報を記載します。

基本構造

項目	サイズ
ヘッダ	トラック0の位置
トラック0	不定
トラック1	不定
...	...

• トラック0の位置は0x2B0が基本。(詳細はヘッダ参照)
• 特に明記されていない複数バイトの数値はリトルエンディアン

トラック

• 最大トラック数 164
• トラック数はセクタ数、セクタヘッダ、データサイズによって変化

ヘッダ

項目	位置	サイズ	備考
ディスク名	0x00	17	文字列(末尾が0x00)
予約	0x11	9
ライトプロテクト	0x1a	1	0x00=なし 0x10=あり
ディスクの種類	0x1b	1	[1]
ディスクサイズ	0x1c	4	ヘッダと全トラック
トラック先頭オフセット	0x20	4*164[2]	[3]

[1] 0x00=2D 0x10=2DD 0x20=2HD 0x30=1D 0x40=1DD
[2] 4*164 = 656(0x290)
[3] ファイル先頭からのオフセット トラック0～163

アドレス計算

必要ヘッダ + トラックアドレス部
32(0x20) + 656(0x290) = 688(0x2b0)

トラック

複数セクタを結合したもの。

セクタ

項目	位置	サイズ	備考
シリンダ(C)	0x00	1	0から
ヘッダ/サイド(H)	0x01	1	0=表面 1=裏面
セクタ(R)	0x02	1	1からセクタ数まで
セクタサイズ(N)	0x03	1	[1]
トラック中のセクタ数	0x04	2	16など
記録密度	0x06	1	[2]
削除フラグ	0x07	1	0x00=通常 0x10=削除
ステータス	0x08	1	下記ステータス詳細を参照
予約	0x09	5
このセクタのデータサイズ	0x0e	2
データ	0x10	不定	セクタサイズ分

[1] 0=128bytes 1=256bytes 2=512bytes 3=1024bytes ... 128<<N
[2] 0x00=倍密度 0x40=単密度 0x01=高密度

ステータス詳細

値	詳細
0x00	正常
0x10	正常(DELETED DATA)
0xa0	ID CRC エラー
0xb0	データ CRC エラー
0xe0	アドレスマークなし
0xf0	データマークなし

密度

密度	一般記号
高密度	HD
倍密度	DD
単密度	D

例:2Dフォーマット

トラック数	サイド	セクタ数/トラック	セクタサイズ(byte)
40	2	16	256

ヘッダ

項目	サイズ	値
ディスク	17	(任意)
予約	9	0x00
ライトプロテクト	1	0x00
ディスクの種類	1	0x00
ディスクサイズ	2	[1]
トラック先頭のオフセット	4*164	0x02b0,0x24b0,...

[1] 348848 = 0x2b0(ヘッダ) + 40(トラック数) x 2(面) x 16(セクタ/トラック) x (0x10(セクタヘッダ) + 0x100(セクタデータ))

トラック(2D)

C	H	R	N	セクタ位置
0	0	1	1	0x2b0
0	0	2	1	0x3c0
...	...	...	...	...
0	0	16	1	0x12a0
0	1	1	1	0x13b0
...	...	...	...	...
0	1	16	1	0x23a0
1	0	1	1	0x24b0
...	...	...	...	...
39	1	16	1	0x551a0

C=トラック、H=サイド、R=セクタ、N=セクタサイズ

セクタ(2D)

項目	位置	サイズ	値
トラック	0x00	1	0〜39
サイド	0x01	1	0 or 1
セクタ	0x02	1	1〜16
セクタサイズ	0x03	1	1
トラック中のセクタ数	0x04	2	16
記録密度	0x06	1	0x00
削除フラグ	0x07	1	0x00
ステータス	0x08	1	0x00
予約	0x09	5	0
このセクタのデータサイズ	0x0e	2	256
データ	0x10	256	（実データ）

セクタ(2HD)

項目	位置	サイズ	値
トラック	0x00	1	0〜76(0x4C)
セクタ	0x02	1	1〜26(0x1A)
トラック中のセクタ数	0x04	2	0x1A

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参照元

http://gra4.hatenadiary.jp/entry/20171108/1510096429
https://github.com/jpzm/wii88/blob/master/document/FORMAT.TXT
http://www.z88dk.org/tools/x1/