Gitハンズオン勉強会 <演習課題>

目的

• 勉強会で学習した、基本的なGitコマンドの習得度やブランチ操作の理解度を確認する
• 演習を通して、Git Flowを意識したブランチ操作に触れる

[注]

• この演習は勉強会の参加者の皆さんをテスト(評価)するためのものではありません
• 実際に手を動かし、途中でコマンドや操作を検索したり、勉強会資料を参照したり、試行錯誤しながら実施して頂くことを歓迎します
• 最後まで実施するのが難しい場合、途中までの状態で提出して頂いても構いません

確認項目

• リモートリポジトリをcloneできる
• ローカルでブランチを切って、ソースコードを変更し、commitできる
• ローカルのブランチで行った変更をリモートにpushできる
• Gitホスティングサービス上でIssueを作成し、Issueにコミットを紐付けることができる
• Gitホスティングサービス上でPull Requestを作成し、マージできる
• ローカルにリモートの変更を反映することができる
• ローカルでマージ作業ができる
• タグを打つことができる

演習内容

事前準備

次の準備を行ってから 演習手順 に取り組んでください。

1. ~/.gitconfig に次の設定を記述する

   [merge]
       ff = false

2. 自身のGithubアカウント、または、RksGitHandsOnに演習用のリポジトリを作成する

   • リポジトリ名は任意
   • 演習後、作成したリポジトリのURLをお知らせ頂きます
   • 後述の 演習手順 はすべてこのリポジトリに対して実施してください

演習手順

以下の手順に従って、Gitコマンド操作やGithubの操作を実施してください。

勉強会では「管理者」と「作業者」に役割を分けて行なった操作もありますが、今回は１人で２役を担っているつもりで実施してください。

手順1

Git Flowにおける、最新の開発バージョンを管理するdevelopブランチを追加します。

1. リモートリポジトリをローカルにcloneする
2. masterブランチからdevelopブランチを作成し、リモートへpushする
   • ソースコードは変更しない

手順2

Git Flowにおける、機能開発を行うためのfeatureブランチを作成し、ソースコードに対して任意の変更を加えます。 変更内容は何でも構いません。変更内容に応じて、後述のIssueのタイトルやコミットコメントを記載してください。

変更の例

• READMEにこの演習課題の内容(markdown形式)を記載する
• 現在時刻を出力するbashスクリプトを追加する
• Hello worldを出力するPHPプログラムを追加する

1. Github上で、Issueを作成する
2. developブランチからfeature/{Issue番号}/{Issueに対する適切な名前}ブランチ （※以降の手順中では単純にfeatureブランチと記載する）を作成する
   • 例：feature/10/add-helloworld-script
3. featureブランチでソースコードに変更を加え、commitする
   • コミットをIssueに紐付ける
4. featureブランチをリモートにpushする
5. Github上で、featureブランチからdevelopブランチに対するPull Requestを作成する
   • Pull Requestの本文に変更内容を記載する
6. Github上で、featureブランチをdevelopブランチにマージする
7. Github上で、featureブランチを削除する
8. Issueをクローズする
9. ローカルのfeatureブランチを削除する

手順3

Git Flowにおける、最新の安定バージョンを管理するmasterブランチに、（ここではv1.0向け機能の開発が完了したと想定した）developブランチの変更をマージし、リリースします（タグを打ちます）。

厳密なGit Flowでは、developブランチを直接masterブランチにはマージせず、releaseブランチを介します。 余力がある場合、releaseブランチを用いてリリース対象の変更をmasterブランチにマージする手順を実施して頂いても構いません。

1. ローカルのdevelopブランチに、リモートでのdevelopブランチの変更を反映する
2. ローカルで、developブランチをmasterブランチにマージする
3. masterブランチをリモートへpushする
4. masterブランチでv1.0というタグを打つ
5. タグをリモートへpushする

以上で演習は終了です。

演習結果の提出

事前にご案内した方法で下記の２点を提出してください。

• 演習を実施したGithubのリポジトリのURL

• masterブランチで次のコマンドを実行した結果ファイル(~/git-handson.txt)

   git branch -a > ~/git-handson.txt
   git log --graph --oneline --decorate >> ~/git-handson.txt