対応カートリッジ: 最大8MBのROM
MBC5は4代目のMBCです。MBC4が存在しないのは、日本文化では"4"が不吉な数字として扱われているためだと思われます。
MBC5は、GBCの倍速モードで正常に動作することが保証された最初のMBCです。
ROMの最初の16KiB
MBC1とほとんど同じですが、$1FFまでバンク番号をサポートしており、バンク0にスイッチ可能です。
MBC1と内容は同じですが、8KiB(1バンク), 32KiB(4バンク), 128KiB(16バンク)のRAMサイズをサポートしています。
ほとんどMBC1と同じで、$0aを書き込むことで、外付けRAMの読み書きを有効にし、$00を書き込むことで無効にします。
ここには、ROMバンク番号の下位8bitが入ります。0
を書き込むと、他のMBCとは異なり、MBC5では確かにバンク0が得られます。
ROMバンク番号のbit9に対応します。
$00~$0Fの範囲で値を書き込むと、対応するRAMバンクがあれば、0xA000..BFFF
のメモリ・エリアにマッピングされます。
振動パック
振動パックを搭載したカートリッジでは、RAMバンク番号レジスタのbit3が、RAMチップではなく振動回路に接続されています。このbitを1にすると、振動モーターが有効になり、再度リセットされるまで有効な状態が続きます。
振動の強さをコントロールするには、オンとオフを繰り返す必要があります。
ポケモンピンボールでは次のようにモーターの電圧を調整して、振動の強弱を使い分けています。