このガイドは、Raspberry Piを使用してWebCamサーバーをセットアップする方法を説明します。手順に従って、教材インストール済みOSのインストールから環境の構築までを行ってください。
教材をご使用になる際には、使用前と使用後にアンケートへのご協力をお願いいたします。
- 教材インストール済みOSイメージ(server.xz)
- 環境構築用スクリプトとファイル
Raspberry PiにOSをインストールします。このプロセスには、Raspberry Pi Imagerが必要です。
Raspberry Pi ImagerダウンロードページからRaspberry Pi Imagerをダウンロードし、インストールしてください。
カスタムイメージはGitHub LFSを使用して管理されています。以下の2種類どちらかの方法でダウンロードしてください。
-
GitHub LFSのインストールガイドに従い、GitHub LFSをインストールします。
- Linux(Debian系):
sudo apt-get install git-lfs
- Linux(Red Hat系):
sudo yum install git-lfs
- Windows:
git lfs install
- MacOS:
brew install git-lfs
- 以降共通の手順:
git lfs install
git clone <リポジトリのURL>
git lfs fetch
git lfs checkout
Raspberry Pi 4Bを使用します。 Raspberry Pi Imagerを開き、「Use custom」を選択して、ダウンロードしたカスタムイメージをMicroSDカードにインストールします。MicroSDカードは8GB以上を使用してください。
事前にサーバー用Raspberry Piの準備を完了し、サーバー用Raspberry Pi起動に行なってください。
- Raspberry Piを起動し、ユーザー名
pi
、パスワードraspberry
でログインします。 - ネットワーク設定を行います。
sudo raspi-config
を実行して設定してください。 /home/pi/WebCam-Server/network-setup.sh
を実行し、設定ファイルの取得と設定を行います。- スクリプト実行後、プロンプトに従いサーバーのIPアドレスを入力してください。
以上の手順に従って、Raspberry Pi 4Bでカスタムイメージを使用したWebCam-Serverのセットアップを完了させてください。
このガイドでは、WebCamにアクセスして画像を閲覧、保存する方法について説明します。
アクセス
Webブラウザからhttp://<WebCam-ServerのIPアドレス>
にアクセスしてください。<WebCam-ServerのIPアドレス>
は、実際のWebCam-ServerのIPアドレスに置き換えてください。
ログイン
アクセスするとログイン画面が表示されます。次の認証情報を入力してログインしてください。
- ID: 対象WebCamのDeviceID
- PW: 対象WebCamのDeviceID
ホーム画面
ログイン後、自動的にホーム画面に移動します。ここでは、WebCamから送信された画像を確認できます。
/home/pi/WebCam-Server/AdminTools/admin.sh
を実行することで以下の操作を行えます。
実行例:sh admin.sh
表示される内容に従って以下の機能が使用できます。
・対象のWebCamをIPアドレスで指定して初期化を実行
・WebCam全体のHTML、CSS、およびJavaScriptファイルのみ初期化
・WebCam全体のシャットダウン
- アップデート機能の使用不可
現在、アップデート機能は使用できません。
以下の手順で環境構築を行なってください。ターミナルまたはコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行してください。
git clone <リポジトリのURL>
cd WebCam-Server
sudo sh server-setup.sh
sudo bash network-setup.sh