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kg68k/mint

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mint - Madoka INTerpreter

 X680x0 用ファイラ mint です。無保証につき各自の責任で使用してください。

新規インストール方法

 はじめて mint を使う場合は、以下の手順で導入してください。

  1. 書庫に含まれるファイルを全て展開します。
  2. mint.x を実行します。

 書庫に含まれる定義ファイル _mint はサンプルなので、自分の好みで書き換えて自由 にカスタマイズしてください。

 定義ファイルは以下の順で検索されます。好みによって、ファイル名やディレクトリを 変更することができます。

  1. 環境変数 MINTRC3 で指定したファイル
  2. 環境変数 MINTRC2 で指定したファイル
  3. 環境変数 HOME で指定したディレクトリの .mint
  4. 環境変数 HOME で指定したディレクトリの _mint
  5. mint.x の存在するディレクトリの .mint
  6. mint.x の存在するディレクトリの _mint

アップデート方法

 すでに mint version 3 以降を使用している場合は、定義ファイル(_mint)以外のフ ァイルを上書きしてください。

対応環境

OS

 Human68k version 3.02 以降

シェル

 COMMAND.X を使用する場合は、version 3.00 以降が望ましいです。

IOCS

 以下のいずれかが必須です。

  • IOCS バージョン 1.3 以降(X68030 の ROM)
  • IOCS.X version 1.50
  • HIOCS version 1.10+16
  • HIOCS PLUS version version 1.10+16.19 以降

 68020 以降のアクセラレータを装着している場合は、IOCS _SYS_STAT が正常に動作 するようになっていることが必須です(MPU が68000の場合は不要)。

 アクセラレータを装着していたり、クロックアップ改造を行っている場合は、 IOCS _TXRASCPY が正常に動作するようになっていることが必須です。

FLOAT (浮動小数点演算パッケージ)

 FLOAT が必須です。以下のバージョン以降が望ましいです。

  • 060turbo.sys 内蔵パッケージ(-fe 指定が必要)
  • FLOAT2.X version 2.03
  • FLOAT3.X version 2.03
  • FLOAT4.X version 1.02
    • 上記バージョンより古いものは正常動作しません。
    • MPU が68040、68060 の場合、FLOAT4.X 単体では正常動作しません。

060turbo.sys

 060turbo を装着している場合は以下のドライバが必須です。

  • 060turbo.sys version 0.59 以降

スプリアス割り込み対策

 スプリアス割り込みが発生する機体の場合、割り込み発生時に白帯が出ないようにする ために HIOCS PLUS や curemfp などを組み込んでください(必須)。

その他

 SRAM に記憶された設定によって起動時にキーボードの LED が点灯する場合、ROM IOCS の不具合によりキー入力が正常に行えないことがあります。その場合は KeyWitch を組み 込む、LED を消灯する、SRAM の設定を変更して再起動するなどの処置をしてください。

 フリーソフトウェアのツール、ドライバ、常駐プログラムなどを使用する場合は、最新 (最終)バージョンを使用してください。古すぎると対応していないものもあります。

制限

 ファイルサイズが 2G バイト(2,147,483,648 バイト)以上のファイルは正常に取り扱う ことができず、コピーや閲覧などの操作をしようとしてもエラーになります。

 これは Human68k の仕様による制限です。

Build

 PC やネット上での取り扱いを用意にするために、src/ 内のファイルは UTF-8 で記述 されています。X680x0 上でビルドする際には、UTF-8 から Shift_JIS への変換が必要で す。

u8tosjを使用する方法

 あらかじめ、u8tosjをビルドしてインストール しておいてください。

 トップディレクトリでmakeを実行してください。以下の処理が行われます。

  1. build/ ディレクトリの作成。
  2. src/ 内の各ファイルを Shift_JIS に変換して build/ へ保存。

 次に、カレントディレクトリを build/ に変更し、makeを実行してください。実行フ ァイルが作成されます。

u8tosjを使用しない方法

 ファイルを適当なツールで Shift_JIS に変換してからmakeを実行してください。 UTF-8 のままでは正しくビルドできませんので注意してください。

著作権及び配布規定

 GNU GENERAL PUBLIC LICENSE のバージョン3またはそれ以降のバージョンに従います。

参考資料

AKT氏のmint_px2.zipを参考にしています。

連絡先

TcbnErik / 立花@桑島技研
https://github.com/kg68k/mint