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Timer frequencyのみが違うkernel Imageをアップした。
davfsとsshfsのシステム用のkernel Imageを作った。違いはTimer frequencyのみだ。変えてみて音質への影響を確認するためのものだ。
ここに置いておく。
kernelのバージョンはディレクトリ名にもあるように4.14.71rt
Image-100はTimer frequency が100Hzということだ。
.configはもちろん今回ビルドしたカーネルのコンフィグだ。
microSDカードに転送するときは Image とリネームすること。
Timer frequecy はカーネルソースのデフォルトで用意されているのは100Hz,250Hz,300Hz,1000Hzの4つだ。そこでカーネルソースに手をいれてお遊びで240Hz(Image-240),441Hz(Image-441),480Hz(Image-480)のkernel Imageをビルドした。
Timer frequencyをkernelのクロック周波数に合わせるとどうか、音楽データのサンプリング周波数に合わせるとどうなるかの確認用だ。 あまり関係ないように思っていたのだが、聴いているうちにそうでもないように思えてきた。ほんと、おもろい。まあ、変な先入観はないに越したことはない。可能性を奪ってしまうからだ。
ここにcifsmpdのシステムのためのkernelでTimer frequencyが50Hzのものをビルドしたので置いておく。今、cifsmpdでcpu clockは240MHzでこのkernelの音を聴いているのだがうーん、すごい!としかいいようがない。割り込みを忙しくしないほうが俺の聴きたい音になっている。しばらくこの状態でいろいろな音源を聴いてみて何かあれば追記する。
ただ今、Timer frequency 15Hzにして聴いている。dacはterra dak ES9023。安いdacだ。だがそこから出てくる音はすさまじい。こういう体験をすると、俺は今でもこのdacの真の実力を発揮させているんだろうか?と考え込んでしまう。こんなことで値段だけ高いdacを買っても宝の持ち腐れになりかねない。
調子に乗ってTimer frequency 10Hzにしてビルドしようとすると失敗する。エラーの内容から、カーネルソースのinclude/linux/jiffues.hにその原因がありそうだ。見に行くと、if HZ >= 12 && HZ < 24 という部分がある。これが最低の値なので、10Hzではエラーとなるようだ。遊びでここをいじくってみた。いちおう10Hzのカーネルはエラーなくつくることはできたが、このカーネルではNanoPi-NEO2は起動できなかった。どうも、15Hzが限界のようだ。
ちなみに、24bit 192kHz などのPCMハイレゾや、dsd2pcmでdsd64まではなんの問題もなく再生できることは確認済み。 Timer frequencyは100Hz以下なら音質の差は俺の環境では僅差なので、好みで選べば良いと思う。100Hzを超えるTimer frequencyの音が絶対的に悪いという意味ではないので、そのへんは誤解のないように。
なんなんだろう、この音は。ハードウエア構成は変わっていない。(バッテリー駆動なんで、電圧変化など微妙に違う部分はあるだろうが)変えたことといえば、Timer frequency 15Hzのkernelにしただけだ。cpu clockは240MHzで動かしている。秋の夜長ということで、ついつい聴き惚れてしまい大音量で色々なアルバムをとっかえひっかえ聴いた。真夏の夜の夢ならぬ真秋の夜の夢かもしれないと思い次の日の朝から聴いているが、勘違いでも聴き間違いでもない。それまで聴いてきた音とまるで違う。ほんと、なんなんだろうなあ。
録音状態によっても違いがあると思うが、特筆すべきは弦の音色だ。こんな音で録音されていたのかと驚きを隠せない。夢のような美しい音色を奏でてくれる。うーん、まいった。トライアングル、鈴などの音色も今まで聴き取りにくかったというか美しくなかった音も、ベールがはがれたように、霧が晴れたように、はっきり美しく響く。ティンパニなど打楽器系など、ほんとその場でたたいてもらっているかのような臨場感にあふれている。この感動は言葉でいくら表現しようとしてもしたりないね。
この音がしぼりだされるハードウエア構成を今一度書き留めておく。
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Qnap ts-119 に iPurifier DC(ifi audio)をかまして電源供給している。この中にある音源をcifs mount により再生する。
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NETGEAR スイッチングハブ ギガ 5ポートにZendure A8 QC3.0 26800mAhのモバイルバッテリーから電源供給している。ここにNanoPi-NEO2,contorol用pc,TP-Link WIFI Nano無線ルーター TL-WR802Nを有線でつなぐわけだ。
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NanoPi-NEO2とteradak es9023にはAnker PowerCore 13000から電源供給している。電源ライン、i2s信号ラインはツイストしている。
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control用pcにはQnapと同様、 iPurifier DCをかまして電源供給している。
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TP-Link WIFI Nano 無線ルーター TL-WR802Nには上記スイッチングハブと同様、Zendure A8 QC3.0 モバイルバッテリーから電源供給している。これはインターネットラジオを聴くためのものだ。Qnapにある音源を再生するときは不要のため、この無線ルーターの電源は切っている。
後は俺のつくったcifs mpdのシステムをNanoPi-NEO2で動かすだけだ。ここにTimer frequency 15HzのkernelであるImage-15を置いておく。
起動もするし、音もでていたのでなんの問題もなく使っていた,Timer frequency 15Hzのkernel(Image-15)であったが、あるときdmesgを眺めていて
Comm: swapperd/0 Not tainted~
なるメッセージを発見。 どうも気持ちが悪いのでこのメッセージがでないTimer frequencyを探索したところ18Hzだとこのメッセージが出ないことを確認した。ここにアップしておく。音はすこぶる俺好みなので今のところは問題ない。また気がついたことがあれば追記する。
cifsmpdでもcpuのclockを120MHzまで落として聴いているのだが、どうもTimer frequency 15Hzのkernel の音が俺好みのようだ。Not taintedのメッセージはあるがちゃんと起動し音も出るので、再度このkernelをアップしなおした。場所は、2018/10/25追記に書いたので省略。 airplayだけできるシステム(ここにおいてある)もcpu clockをデフォルトで120MHzまで落とし、Timer frequency 15Hzのkernel で聴いている。やっぱりいい。凄まじい音になる。バッテリー駆動している身にとっては、電力消費が抑えられていい音が聴けるというのはありがたい話だ。しばらくこの設定で聴き続けてみようと思う。sshfs,davfs,upnpなども設定見直しを行いたいが、あまりにcifsmpdやairplayの音がいいもんだから後回しになっている。まあ、他人に使わせることを前提で作っているわけではないので急ぐ必要もない。