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サーバの設置方法
ここでは、GUIを持たないLinux環境にMondetoのサーバを設置する方法を説明します。
- Git
- Node.js (バージョン14以降)
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Wine (バージョン5.5以降)
- 比較的新しいバージョンなので、インストール方法に注意が必要です。例えばUbuntu 20.04 LTSでは
wine-development
パッケージを使用します。
- 比較的新しいバージョンなので、インストール方法に注意が必要です。例えばUbuntu 20.04 LTSでは
- Xvfb
Mondetoはクライアントとサーバを接続するために、シグナリングサーバと呼ばれる案内人のようなプログラムを使います。 シグナリングサーバは、Mondetoサーバ自体と別のマシンで実行してもかまいません。
シグナリングサーバ(tana/Mondeto-Signaling)はNode.jsおよびTypeScriptを使用しているため、次のようにセットアップします。
$ git clone https://github.com/tana/Mondeto-Signaling.git
$ cd Mondeto-Signaling/
$ npm install # 必要なNPMパッケージをインストールする
$ npm run build # TypeScriptをコンパイルする
シグナリングサーバにはいくつかの設定項目(設定ファイル内のコメントを参照)がありますが、まずはデフォルト設定で起動します。
$ npm run run
> mondeto-signaling@1.0.0 run /mnt/g/OneDrive/signaler2
> node dist/app.js
Server: ws://127.0.0.1:3000/oS1GOH3IZtv6LGIL8nE2xI3aLfrvE9tOfGdjApffRuB5VM02sXt80A8tWsB1D6Ic
Client: ws://127.0.0.1:3000/uK5Ay42NwB3YI6RD9XlDusY2r5iwM9eqEbsWRYC3jkvYF4I5hTCu0hMuX2SdhIyj
Mondetoのサーバやクライアントには、Server:
やClient:
の右に表示されたURLを入力します(後述)。
シグナリングサーバはWebSocketを使用しているので、必要に応じてルータやファイアウォールの設定を行ってください。
またサーバを外部に公開する場合は、config.yml
を編集し、TLS(HTTPS)による暗号化を有効にすることを推奨します。
現在のところ、MondetoはLinux用にビルドすることができません。そこで、LinuxでWindowsアプリケーションを実行するための互換レイヤであるWineを用いて実行します。 また、WineでMondetoを動かす際はX Window Systemが動作している必要があるので、Xvfbを使い、実際のディスプレイとは無関係のXサーバを立ち上げます。
$ unzip Mondeto_0.0.2_win64.zip # アーカイブを展開
$ cd Mondeto_0.0.2_win64 # 展開して出てきたディレクトリに入る
$ Xvfb & # バックグラウンドでXサーバを起動(デフォルト設定ではディスプレイ番号0)
$ export DISPLAY=:0 # ディスプレイ0を使うように環境変数を設定
$ wine Mondeto.exe -batchmode -nographics <サーバ用アドレス> # サーバを起動
ただし<サーバ用アドレス>
の部分は、シグナリングサーバを起動したときServer:
の右に表示されたアドレス(上の例ではws://127.0.0.1:3000/oS1GOH3IZtv6LGIL8nE2xI3aLfrvE9tOfGdjApffRuB5VM02sXt80A8tWsB1D6Ic
)を使ってください。
設置したサーバに接続する際は、Mondeto起動時のメニューでClient
を選択し、アドレスとしてシグナリングサーバのクライアント用アドレス(Client:
の右に表示、上の例ではws://127.0.0.1:3000/uK5Ay42NwB3YI6RD9XlDusY2r5iwM9eqEbsWRYC3jkvYF4I5hTCu0hMuX2SdhIyj
)を入力してください。
ただしIPアドレス(上の例では127.0.0.1
)は、シグナリングサーバを実行しているマシンのIPアドレスに置き換えてください。