JavaScriptで注意するべき点の1つは==
と ===
の違いです。 JavaScriptはエラーが起きにくい仕様であるため、==
は、2つの変数の型変換を行います。 例えば、下記の場合、文字列は数値に変換されます。
console.log(5 == "5"); // true , TS Error
console.log(5 === "5"); // false , TS Error
しかし、JavaScriptの選択は必ずしも理想的ではありません。下の例の最初の行は""
と "0"
は両方とも文字列であり、明らかに等しくないため、falseです。しかし、第2のケースでは、0
と空文字列(""
)はfalsy(false
のように振る舞う)であるため、==
を使った比較ではtrueになります。両方とも===
を使うとfalseになります。
console.log("" == "0"); // false
console.log(0 == ""); // true
console.log("" === "0"); // false
console.log(0 === ""); // false
TypeScriptの場合、
string == number
とstring === number
はどちらもコンパイルエラーであることに注意してください。通常は心配する必要はありません。
==
と ===
と同様に、 !=
と !==
でも同じです。
そのため、(プロとしてのアドバイス:)我々は、後で説明するnullチェック以外は、常に===
と !==
を使います。
==
/===
は、2つのオブジェクトの構造を比較したい場合は、使えません。例:
console.log({a:123} == {a:123}); // False
console.log({a:123} === {a:123}); // False
このようなチェックを行うには、deep-equal npmパッケージを使用します。
import * as deepEqual from "deep-equal";
console.log(deepEqual({a:123},{a:123})); // True
しかし、一般的に、深い比較(deep equal)は必要ありません。開発者が本当に必要としていることは、id
等でチェックすることで実現できます。
type IdDisplay = {
id: string,
display: string
}
const list: IdDisplay[] = [
{
id: 'foo',
display: 'Foo Select'
},
{
id: 'bar',
display: 'Bar Select'
},
]
const fooIndex = list.map(i => i.id).indexOf('foo');
console.log(fooIndex); // 0