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quickStartV2(sakura.exe).txt
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サクラエディタ V2(UNICODE版) Quick Start Guide
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サクラエディタを利用開始するための典型的な手順を示します。
詳細な設定や使用方法については別配布のヘルプを参照願います。
■ソフトウェア概要
サクラエディタの Version 2 です。(以下 V2 と表記します)
内部データを UNICODE で保持し、SJIS で表現できない文字も扱えます。
日本語版 Windows 2000/XP/Vista/7/8 で動作します。
■ベータ版からの移行
ベータ版では実行ファイル名を sakuraW.exe としていましたが、正式版の
V2 では、従来の V1(ANSI版)と同じ sakura.exe になっています。
ベータ版の設定を引き継いで更新するときは、各種設定ファイルを以下のよう
にリネームし、新しい sakura.exe を使用してください。
sakuraW.ini -> sakura.ini
sakuraW.exe.ini -> sakura.exe.ini
sakuraW.exe.manifest -> sakura.exe.manifest
(sakuraW.ini 以外は手動で設置した場合だけ存在します)
上記のような変更をせず、逆に、新しい sakura.exe を sakuraW.exe にリネ
ームして継続利用することもできます。
■インストール
(1) 以前のバージョンのサクラエディタがインストールされている場合は実行
中のサクラエディタを(常駐も含めて)すべて終了させます。
(2) インストール先フォルダに配布書庫中の sakura.exe をコピーします。
新規に利用を開始するときは任意のフォルダをインストール先として作成し、
そこにコピーしてください。
バージョンアップの場合は上書きで構いません。
バージョンアップの場合は以上で作業終了です。(3)以後の作業は不要です。
V1(ANSI版)からのバージョンアップの場合は、「■関連ツール」の項も
ご覧ください。
Note:
これまで使用していた設定ファイル sakura.ini は、バージョンアップ後の
初回起動時に sakura.ini.bak としてバックアップされます。
(3) sakura.exe.manifest を設置します。
同梱の sakura.exe.manifest をインストール先フォルダにコピーしてくだ
さい。
設置しなくても動作しますが、外観がクラシック表示になるなど、一部の挙
動が古い OS 互換になります。
Note:
同梱の sakura.exe.manifest の中身は次の設定になっています。
・Visual Style: 有効
・UAC 仮想化: 無効
・DPI 仮想化: 無効
各用語の解説は割愛します。詳細は Web 検索などで調べてみてください。
sakura.exe.manifest 設置前に1度でもサクラエディタを起動していると、
設置してもすぐにはそれが反映されない場合があります。
設置したのに外観がクラシック表示になっている(スクロールバーなどの外
観がメモ帳と違う)場合は、同梱の sakura.exe.manifest.enforce.vbs を
インストール先フォルダにコピーし、ダブルクリックで実行してみてくださ
い。うまくいけばサクラエディタの次回起動から反映されます。
(4) sakura.exe.ini を設置します。
必要に応じて、同梱の sakura.exe.ini をインストール先フォルダにコピー
してください。
設置しない場合はユーザーが指定したオプション類を記憶する設定ファイル
sakura.ini がインストール先フォルダに保存されます。
USB メモリなどに入れてポータブル版として使用する場合は設置しないのが
適しています。
設置するとマルチユーザー設定が有効になり、sakura.ini がユーザー別の
フォルダに保存されるようになります。
インストール先が Program Files 下など、書き込み保護が強化されたフォ
ルダのときは設置してください。そうしないと、オプション類の設定が保存
されず、再起動するたびに設定が初期化されるような症状に陥ることがあり
ます。(Vista 以後の OS では特に)
Note.
同梱の sakura.exe.ini では、sakura.ini をアプリケーションデータフォ
ルダ下の sakura サブフォルダに保存する設定になっています。
OS バージョンごとにアプリケーションデータフォルダの場所は違いますが、
エクスプローラのアドレスバーに「shell:AppData」と入力すれば、一発で
そこが開きます。
■関連ツール
別配布の関連ツールやヘルプもインストール先フォルダに置いて利用します。
サクラエディタ V1(ANSI版)で使用していた正規表現ライブラリは V2 では
使えません。"Unicode 対応版" の bregonig.dll を入手してご利用ください。
K.Takata氏 bregonig.dll Unicode 対応版
http://homepage3.nifty.com/k-takata/mysoft/bregonig.html
diff, ctags, migemo, PPA は V1 で利用可能だったものが V2 でも使えます。
SakuExt(拡張子関連付けツール)は、タイプ別設定の名前の部分が文字化け
しますが、動作は可能です。V2 では同様の機能がサクラエディタ本体の「タ
イプ別設定一覧」画面に実装されたので、過去に SakuExt で設定した関連付
けは SakuExt で解除し、本体機能に移行するようにしてください。
ヘルプファイル sakura.chm も古いものを継続利用できますが、機能追加や仕
様変更に追従するために、できるだけ新しいものを入手してご利用ください。
■アンインストール
(1) 実行中のサクラエディタを(常駐も含めて)すべて終了させます。
(2) インストール先フォルダを丸ごと削除します。
インストーラ形式のパッケージ版でインストールしていた場合はアンインス
トール操作を実施した後、インストール先フォルダが残っているようなら削
除してください。
(3) sakura.exe.ini を設置してマルチユーザー設定を有効にしていた場合は、
sakura.ini 保存先フォルダも手動で削除してください。